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乳児寄生菌性紅斑とは・・・【 小児科 】|きくな小児科皮ふ科内科クリニック|菊名駅の小児科・皮ふ科・内科

乳児寄生菌性紅斑とは・・・【 小児科 】

乳児寄生菌性紅斑とは、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)という真菌(カビ)によって引き起こされた皮膚炎の一つでオムツ皮膚炎に合併しやすい疾患です。

カンジダという真菌は、乳幼児の消化管にも普通に常在していて日常的に便中に排泄されています。

下痢が長引いてオムツ皮膚炎が持続したり、不適切な外用剤の使用による薬剤性接触性皮膚炎を起こしたりするとカンジダが皮膚に侵入しやすくなり、カンジダによる皮膚炎(乳児寄生菌性紅斑)が併発しやすくなります。

オムツかぶれとは異なり、オムツの当たらない皺に沿って赤くなったり、周りに小さな赤いブツブツが広がって存在すしたりすることが特徴です。

抗真菌薬の軟膏や亜鉛華軟膏を適切に外用する事により速やかに症状が改善しますが、再発もしやすいため1~2週間と長めに外用するのがお勧めです。

明日20日のコラムは、保育園で塗り薬を塗るには・・・です。。。ちなみに17日はよだれかぶれ、18日はオムツ皮膚炎でした。