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4月下旬の感染症の動向について・・・【 小児科 】|きくな小児科皮ふ科内科クリニック|菊名駅の小児科・皮ふ科・内科

4月下旬の感染症の動向について・・・【 小児科 】

RSウイルス・急性胃腸炎(嘔吐下痢症)の他に、水痘が増加してきています。

4月下旬の菊名周辺の感染症の動向をお伝えします。

新型コロナ感染症がやや増加傾向で一部の保育園で流しています。現在の新型コロナ感染症は胃腸症状や高熱など胃腸炎やインフルエンザなどと区別がつかない症状となっていますので注意が必要です。

インフルエンザは流行はほぼ落ち着いています。インフルエンザは発熱早期に抗インフルエンザ薬を使用する事で、症状が軽減すること・ウイルスの排出が減少すること、家族への感染が減少することがわかっています。発熱時は早めの受診・検査・内服をお勧めします。

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増加傾向で、いくつかの保育園で流行しています。感染性胃腸炎やアデノウイルス感染症はアルコールでは感染を予防できないので、石鹸等での手洗いが感染を予防するために重要です。

RSウイルス感染症が増加し、複数の保育園で流行しています。発熱・咳嗽・鼻汁が出現し、2歳未満の乳児が感染すると呼吸症状が悪化し喘息のような喘鳴(ゼーゼー)が出現し、肺炎・中耳炎等を合併しやすいため注意が必要です。

溶連菌感染症が一部の保育園・小学校で流行しています。

最後に、複数の小学校低学年・保育園で水痘の患者が出ています。散在性(いろんな場所)に発疹・水泡(水ぶくれ)を認めた場合は、すぐにかかりつけの小児科を受診しましょう。