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汗疹(あせも)について・・・その4【 小児科 】|きくな小児科皮ふ科内科クリニック|菊名駅の小児科・皮ふ科・内科

汗疹(あせも)について・・・その4【 小児科 】

汗疹が出来た場合でも水晶様汗疹や軽症の紅色汗疹であれば、適切な温度や湿度管理、服装、こまめなシャワー等で改善させることも可能です。

紅色汗疹(いわゆる あせも)が増加してしまった場合には、膿痂疹(とびひ)に移行しない様に炎症作用のある外用剤で治療すると良いでしょう。

一般的な汗疹の場合は「ローションタイプの外用剤」を使用して治療することが多いのですが、汗疹や湿疹などの症状や部位等により軟膏やクリームを使用する事もありますので、かかりつけの小児科・皮膚科で相談しましょう。

汗疹が出来ている状態では保湿剤の使用は控えたほうが良いでしょう。

汗疹が出現している状態は汗管が閉塞しやすい状態なため、治療を早く中止するとすぐに汗疹が再発しやすいため、しっかりと1週間以上・たっぷりと外用治療をしましょう。

外用剤の使用量としてローションの場合には、大人の手のひら中央に直径2㎝ほどの「水たまり」の量で乳児の背中程度(大人の手のひら2枚分)の範囲を塗るのが目安となっています。

乳児のお腹と背中に汗疹がある症例で1日2~3回外用した場合、20gの外用剤では7日~10日間で使い切る計算になります。

汗疹の一部が大きな水ぶくれや痂皮(かさぶた)になっている場合は、膿痂疹(とびひ)に移行した可能性が高く、治療薬を変更する必要がありますので、早めにかかりつけの小児科・皮膚科を再診しましょう。

膿痂疹については 来週へ・・・