8月上旬の感染症の動向について・・・【 小児科 】
- 2023年8月6日
- 小児科
今年は横浜市でも猛暑日となる日があり、暑い夏が続いています。
横浜市の8月1日から8月5日の平均最高気温は、1984年から1993年の10年間は29.1度でしたが、2014年から2023年の10年間では32.9度となっていて、30年間で3.8度も上昇していているそうです。熱中症や脱水には気を付けましょう。。。
8月上旬の菊名周辺の感染症の動向をお伝えします。
ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)は「やや減少傾向」ですが、細菌性腸炎の方が散発しています。
RSウイルス感染症は、港北区では減少傾向です。
RSウイルス感染症は、鼻汁・鼻閉・咳嗽と極軽症の風邪のような症状から始まりますが、徐々に悪化する事が多いのが特徴の感染症です。喘息のあるお子さんや乳児期早期のお子さんが罹患すると呼吸症状が悪化しやすいため、早めの診断・対応が肝心です。
今年の特徴として発熱当日には発疹・口内炎を認めず、翌日以降に口内炎や発疹が出現してくるお子さんが多いようです。
インフルエンザや新型コロナ感染症が、小学校の学童保育や中学校の部活を通して流行している学校が散発しています。
「九州・沖縄地方では新型コロナやインフルエンザが流行」しています。新幹線や飛行機を使われた後の発熱や帰省から戻られてから発熱した場合には、上記の感染症にご注意ください。