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きくなコラム

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9月上旬の感染症の動向について・・・|きくな小児科皮ふ科内科クリニック|菊名駅の小児科・皮ふ科・内科

9月上旬の感染症の動向について・・・

9月になっても30度以上の夏日が続いています。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われていますが、今年は彼岸が過ぎた10月なっても暑い日が続くことが予想されています。。。

「涼しい秋」「美味しい秋」が待ち遠しい今日この頃です。

9月上旬の菊名周辺の感染症の動向をお伝えします。

インフルエンザが菊名周辺で増加しています。インフルエンザは発症早期に抗インフルエンザ薬を使用する事で、症状が軽減すること・ウイルスの排出が減少すること、家族への感染が減少することがわかっています。発熱48時間以内に治療を開始しないと効果が期待できないため発熱翌日にはかかりつけ医を受診しましょう。横浜市の小児科定点報告では報告数が少ないことから、患者が見逃されている可能性が予想されますので、小児科受診時はご注意ください。

手足口病ヘルパンギーナが流行しています。今回の手足口病は、発熱後1日から2日して発疹が出現している症例もいます。手足口病では手掌(手のひら)・足底以外に膝・肘・お尻等にも発疹・水泡が出現することがあり注意が必要です

アデノウイルス感染症が一部の保育園で流行しています。発熱が持続して結膜炎や中耳炎も併発する事があります。解熱後48時間は保育園・幼稚園等には登園できません。

マイコプラズマ感染症が一部の小学校・中学校(学童保育・またはクラブ活動)で小流行しています。発症初期は発熱・頭痛、その後咳嗽が出現し持続するのが特徴です。間欠熱や弛張熱(朝や日中は低く夜が38℃以上)となる人もいます。迅速診断検査キットがあり治療薬もある感染症なので、早期に治療が出来れば重症化の予防も期待できます。心配な方は早めにかかりつけ医を受診しましょう。