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4月上旬の感染症の動向について・・・【 小児科 】|きくな小児科皮ふ科内科クリニック|菊名駅の小児科・皮ふ科・内科

4月上旬の感染症の動向について・・・【 小児科 】

3月末に30℃近い気温となり、開花が遅くなっていた桜も今日は満開になっています。スギ花粉は3月末の温かい気温で一時飛散量が増加しましたが、すでに今年のスギ花粉がほぼ飛散しまし落ち着いてきましたので、今シーズンのスギ花粉もあと1週間程度の辛抱です。

ヒノキ花粉は徐々に増加していますので、ヒノキ花粉症もある方は4月一杯注意が必要です。

今シーズンのスギ花粉症の症状が強かった方は、かかりつけの小児科で舌下免疫療法について相談してみると良いかもしれません。。。

4月上旬の菊名周辺の感染症の動向をお伝えします。

新型コロナ感染症はほぼ横ばいです。現在の新型コロナ感染症は胃腸症状や高熱など胃腸炎やインフルエンザなどと区別がつかない症状となっていますので注意が必要です。

春休みになり小学生以上のインフルエンザは減少傾向ですが、保育園以下の年齢では横ばいです。主にインフルエンザB型は流行していますが一部の保育園でA型が流行しています。インフルエンザは発熱早期に抗インフルエンザ薬を使用する事で、症状が軽減すること・ウイルスの排出が減少すること、家族への感染が減少することがわかっています。発熱時は早めの受診・検査・内服をお勧めします。

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、やや減少傾向ですが一部の保育園で流行しています。感染を予防するために、手洗い・うがいを心がけましょう。

RSウイルス感染症が一部の保育園で流行しています。発熱・咳嗽・鼻汁が出現し、症状が悪化すると喘息のような喘鳴(ゼーゼー)を認めます。

溶連菌感染症やアデノウイルス感染症が一部の保育園で流行しています。

感染性胃腸炎やアデノウイルス感染症はアルコールでは感染を予防できないので、石鹸等での手洗いが感染を予防するために重要です。