3月上旬の感染症の動向について・・・【 小児科 】
- 2024年3月10日
- 小児科
2月は記録的な暖冬であったと気象庁から報告がありましたが、3月に入って平年よりも気温が低い日が続いています。
週末からは暖かい日が続く予定ですので、厳しい冬はもう少しだけとなります。。
このような気候のため今年のスギ花粉の飛散は比較的多い量が例年より長く続くことが予想されますので、しっかりと対策をしましょう。。。
3月上旬の菊名周辺の感染症の動向をお伝えします。
新型コロナ感染症はほぼ横ばいです。現在の新型コロナ感染症は胃腸症状や高熱など胃腸炎やインフルエンザなどと区別がつかない症状となっていますので注意が必要です。
横浜市ではピークは越えましたがインフルエンザB型は流行しています。インフルエンザは発熱早期に抗インフルエンザ薬を使用する事で、症状が軽減すること・ウイルスの排出が減少すること、家族への感染が減少することがわかっています。発熱時は早めの受診・検査・内服をお勧めします。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、やや減少傾向ですが一部の保育園・小学校で流行しています。感染を予防するために、手洗い・うがいを心がけましょう。
溶連菌感染症やアデノウイルス感染症は一部の保育園を除き落ち着いています。
感染性胃腸炎やアデノウイルス感染症はアルコールでは感染を予防できないので、石鹸等での手洗いが感染を予防するために重要です。