11月上旬の感染症の動向について・・・【 小児科 】
- 2023年11月5日
- 小児科
もうすぐ立冬という11月上旬なのに関東では14年ぶりの真夏日という昼の暑さの中、朝晩は冷え込みが進んでいるため体調管理が難しい季節となっています。
インフルエンザ・溶連菌感染症などの感染症が流行していますので、お体にはご注意ください。
11月上旬の菊名周辺の感染症の動向をお伝えします。
新型コロナ感染症は感染者が少なくなり落ち着いています。
インフルエンザが、横浜市全体では注意報レベル、都筑区では警報レベルまで増加しています。
インフルエンザは発症早期に抗インフルエンザ薬を使用する事で、症状を軽減すること・ウイルスの排出が減少すること、家族への感染が減少することがわかっています。発熱時は早めの受診・検査をお勧めします。
今年の冬はインフルエンザBも流行すると考えられています。再感染を予防するため、すでにインフルエンザAに罹患した人でも、今年は早めのワクチン接種がおススメです。
溶連菌感染症が小学校(特に低学年)で流行しています。溶連菌感染後2~3週間頃に急性糸球体腎炎を合併・入院する事がありますので注意が必要です。
アデノウイルス感染症が保育園を中心に流行しています。アルコールでは感染を防げないため、石鹸等での手洗いが感染を予防するために重要です。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が少しづつ増加してきています。感染を予防するためにも、手洗い・うがいを心がけましょう。