11月下旬の感染症の動向について・・・【 小児科 】
- 2023年11月26日
- 小児科
あと1か月でクリスマスという時期になりましたが、横浜市の最高気温が24℃になったり10度未満となったりと温度差が激しく、体調管理が難しい季節になっています。
インフルエンザ・アデノウイルス・溶連菌感染症・胃腸炎などの感染症が流行していますので、お体にはご注意ください。
11月下旬の菊名周辺の感染症の動向をお伝えします。
新型コロナ感染症は感染者が少なくなり落ち着いています。
インフルエンザは減少傾向でしたが、2種類のインフルエンザA(H3N2・H1N1)が流行してきたため最近ではやや増加傾向となっています。。
インフルエンザは発症早期に抗インフルエンザ薬を使用する事で、症状を軽減すること・ウイルスの排出が減少すること、家族への感染が減少することがわかっています。発熱時は早めの受診・検査をお勧めします。
本年度は年明けにインフルエンザBが流行すると考えられています。すでにインフルエンザAに罹患した人でも、今年は早めのワクチン接種がおススメです。
溶連菌感染症が小学校(特に低学年)で流行しています。溶連菌感染後2~3週間頃に急性糸球体腎炎を合併・入院する事がありますので注意が必要です。
アデノウイルス感染症が保育園を中心に流行しています。アルコールでは感染を防げないため、石鹸等での手洗いが感染を予防するために重要です。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が少しづつ増加してきています。感染を予防するためにも、手洗い・うがいを心がけましょう。