10月下旬の感染症の動向について・・・【 小児科 】
- 2023年10月29日
- 小児科
朝晩の温度差(寒暖差)が大きく、鼻かぜをひいたり喘息発作が出やすい時期になり体調を崩しやすい環境になっています。
寝る時には部屋全体の温度を温かくしたり加湿器を使ったりして、体調管理に気を付けましょう。
10月下旬の菊名周辺の感染症の動向をお伝えします。
寒暖差が大きくなりクループ症候群の患者が増えてきています。寝室の温度・湿度の管理には注意してください。
新型コロナ感染症は感染者が少なくなり落ち着いてきています。
インフルエンザが、横浜市全体では注意報レベル、都筑区・神奈川区では警報レベルまで増加しています。
インフルエンザは発症早期に抗インフルエンザ薬を使用する事で、症状を軽減すること・ウイルスの排出が減少すること、家族への感染が減少することがわかっています。発熱時は早めの受診・検査をお勧めします。
インフルエンザウイルスの予防接種を開始しています。感染を予防するためにも、今年は早めのワクチン接種がおススメです。
溶連菌感染症が小学校(特に低学年)で流行しています。溶連菌感染症は適切に治療しないと感染後2~3週間頃に急性糸球体腎炎を合併・入院する事がありますので注意が必要です。
アデノウイルス感染症が保育園を中心に流行しています。アルコールでは感染を防げないため、石鹸等での手洗いが感染を予防するために重要です。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が少し増加してきています。感染を予防するためにも、手洗い・うがいを心がけましょう。