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1月下旬の感染症の動向について・・・【 小児科 】|きくな小児科皮ふ科内科クリニック|菊名駅の小児科・皮ふ科・内科

1月下旬の感染症の動向について・・・【 小児科 】

全国的にインフルエンザの流行していたインフルエンザAH1pdm09型の流行はピークを越えて現在は落ち着いてきています。しかしAH3型やB型の流行が始まっている都道府県も10数か所あるため、再度感染が拡大し、複数回インフルエンザに罹患する可能性もありますので、今後も御注意ください。

1月下旬の菊名周辺の感染症の動向をお伝えします。

インフルエンザが菊名周辺では減少しています。インフルエンザは発症早期に抗インフルエンザ薬を使用する事で、症状が軽減すること・ウイルスの排出が減少すること、家族への感染が減少することがわかっています。発熱48時間以内に治療を開始しないと薬剤の効果が期待できないため発熱翌日にかかりつけ医を受診しましょう。

感染性胃腸炎嘔吐・下痢症)が少しづつ増加しています。感染を予防するためにも、手洗い・うがいを心がけましょう。

手足口病ヘルパンギーナが複数回流行し今年3回目の手足口病になっている人もましたが、現在は減少傾向となっています。

伝染性紅斑は減少傾向です。両側の頬(ほほ)・上腕(二の腕)・大腿(ふともも)が赤くなるのが特徴的な疾患です。

マイコプラズマ感染症は減少傾向ですが一部の小学校で流行しています。発症初期は発熱・頭痛・咽頭痛、とインフルエンザ様の症状ですが、その後咳嗽が出現・持続するのが特徴です。間欠熱や弛張熱(朝や日中は低く夜が38℃以上)となる事も多く日中に解熱する事も多いため、2日間夜に発熱を認め場合には翌日朝に解熱していても午前中に医療機関を受診しましょう。迅速診断検査キットや治療薬がある感染症であり、早期に治療が開始すれば重症化の予防が期待できます。心配な方は早めにかかりつけ医に相談・受診しましょう。

マイコプラズマやインフルエンザでは適切に治療されていても、その後1か月以上咳嗽が持続する「感染後咳嗽」の症例が増えています。喘息やアレルギー疾患がある症例では感染症罹患後に咳嗽が長引きやすいので注意しましょう。。。