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熱中症に御注意を・・・その2|きくな小児科皮ふ科内科クリニック|菊名駅の小児科・皮ふ科・内科

熱中症に御注意を・・・その2

熱中症になると、どんな症状が出現するのでしょうか?

 

人の体の中では、常に必要なエネルギーが産生され、過剰となったエネルギーは放出することで、体温を一定に保っています。

運動や日差しにより過剰にエネルギーが産生・蓄積されると一時的に軽度体温が上昇することはありますが、通常は速やかにエネルギーは放出され体温はすぐに戻ります。

 

産生・蓄積されたエネルギー量が多いと、体表の血管を拡張させ、大量に汗をかくことによりエネルギーを放出させようとします。

 

汗を多量にかいてしまうと体内の水分が減少し循環血液量が減少してしまいます。その状態で体表の血管が拡張すると、脳への血流が少なくなってしまいます。このため熱中症の初期では倦怠感・眩暈・立ち眩みなどの症状が出やすくなります。 

 

熱中症の初期の状態であれば、涼しい場所に移動し喪失した水分や塩分を補うことで熱中症の症状を改善させることができます。 その3へ