インフルエンザとは・・・
- 2023年7月18日
- 小児科
インフルエンザとは
インフルエンザはインフルエンザウイルスによって起こる急性ウイルス性疾患で主に呼吸器の症状が出現する疾患です。A型・B型・C型の3種類が存在しますが、人間に流行するのはA型・B型の2種類です。
以前は12月後半感染者が増加し、1月から2月にかけて流行がピークになるのが一般的でしたが、
令和5年度は夏季も流行している異常な状態です。
インフルエンザは、発熱・咳嗽・鼻汁・頭痛・悪寒・関節痛などの症状のほかに、まれに肺炎や脳症など重症化する可能性もあるため、症状を認めたら早めに医療機関を受診しましょう。
令和5年度は、胃腸症状を伴う小児患者も多いようです。
インフルエンザの特徴
主な症状 発熱・鼻水・咳・悪寒・関節痛・喉の痛み
発熱時の悪寒や関節痛は、インフルエンザ感染時の特徴的な症状の1つです
潜伏期間 1~2日
感染経路 飛沫感染、接触感染
予防方法 手洗い・マスク・換気・ワクチン
治療薬 内服薬(タミフル・ゾフルーザ) 吸入薬(リレンザ・イナビル)
治療薬の投与開始期限は発熱48時間以内が目安
発熱から治療薬の投与開始までの時間が早いほど有効性が高くなります
一般的な風邪
主な症状 発熱・鼻水・咳・喉の痛み
潜伏期間 主に1~3日 ウイルスにより異なる
感染経路 飛沫感染、接触感染
予防方法 手洗い・マスク・換気
治療薬 対処療法のみ
新型コロナ
主な症状 発熱・鼻水・咳・倦怠感・喉の痛み・下痢・嘔吐
潜伏期間 2~3日(7日)
感染経路 飛沫感染、接触感染
予防方法 手洗い・マスク・換気・ワクチン
治療薬 小児は対処療法が基本
インフルエンザにかからないための予防法
①流行前のインフルエンザワクチン接種
感染後に発症する可能性を低減させる効果と発症した際の重症化防止に有効と報告されています。
②手洗いうがい
手洗いうがいは飛沫感染、接触感染の予防策として有効な方法です。こまめに実施するようにしましょう。
③適度な湿度の保持
空気の乾燥でインフルエンザにかかりやすくなります。加湿器などを使用して適切な湿度を保つことが効果的です。
④休養とバランスのよい栄養摂取
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養接種を心がけましょう。
⑤人混みを避ける
コロナもそうですが、インフルエンザが流行をする時には人混みがある繁華街などへの外出を避けましょう。
⑥こまめな換気
季節を問わずに十分な換気はインフルエンザに効果的です。
インフルエンザかもと思ったら
横浜市菊名駅やその周辺で「もしかしたらインフルエンザかもしれない」「熱が高い、関節が痛む、悪寒がする」などを認め場合には、JR横浜線・東急東横線「菊名駅」徒歩1分の「きくな小児科皮ふ科クリニック」を受診してください。小児科専門医による診療を土曜日の午前も受け付けています。