百足? 蚰蜒? それとも馬陸???
- 2022年6月26日
- 小児科
虫が苦手な方は 飛ばしてください!!!
先週の事ですが、小児科を受診した男の子が、自宅にいた虫を容器に入れて持ってきて見せてくれました。
体長:約2㎝ 幅:約2㎜ とても沢山の足を持っている虫がゆっくりと動いていました。
ムカデ(百足)では無さそうだし、ゲジゲジ(蚰蜒)にしては足が短いし・・・。ヤスデ(馬陸)でした。。。
そういえば、なんで馬と陸で「ヤスデ?」と思う方もおられるかも・・・
実は昔の中国でヤスデを馬陸(马陆)と書いていた時代があり、中国の文字に日本で呼ばれていた「ヤスデ」をそのまま当てはめて読むようになったと言われています。
「ヤスデ」は千足虫(中国語)、Milliped(英語)などと書かれていますが、どちらも千の足を持つ虫という意味です。
「本当にそんなに足があるの???」と思う方もおられるかもしれませんが、オーストラリアの鉱山から見つかったユーミリぺス・ペルセフォネ(Eumillipes Persephone)というヤスデは、体長:9.5㎝ 1306本の足をもっていたそうですから、とってもびっくりです。