ヘッダー画像

きくなコラム

COLUMN

RSウイルス感染症が流行しています・・・その2|きくな小児科皮ふ科内科クリニック|菊名駅の小児科・皮ふ科・内科

RSウイルス感染症が流行しています・・・その2

RSウイルス感染症とは、お子さんにどんな症状が出る感染症なのでしょうか?

 

前回も記載しましたが、ほとんどのお子さんが2歳までに一度はかかる呼吸器系の疾患を発症させるウイルスです。

2歳以上のお子さんがRSウイルスに初感染・再感染しても、上気道炎(発熱・咳嗽・鼻汁)程度であり対処療法により数日で治ることがほとんどです。

しかしながら、1歳未満の乳児がRSウイルスに感染した場合、約30%のお子さんに下気道炎(気管支炎・細気管支炎・肺炎など)の症状や喘鳴を認めると考えられています。

 

年齢が低いお子さんほど重症化しやすい事が特徴です。アメリカの統計では1歳未満のウイルス感染症関連の年間死亡率が、インフルエンザ関連の年間死亡率よりも2.5倍高いことが報告されています。その3へ