ヘッダー画像

きくなコラム

COLUMN

みずいぼ(伝染性軟属腫)ってなに? 原因や治療法について|きくな小児科皮ふ科内科クリニック|菊名駅の小児科・皮ふ科・内科

みずいぼ(伝染性軟属腫)ってなに? 原因や治療法について

みずいぼってなに?

みずいぼは、「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」と呼ばれるウイルス性の感染症で、みずいぼの原因となるウイルス(伝染性軟属腫ウイルス)が原因で起こります。
子どもに多くみられ、直径1~5mmほどの表面に光沢感のある、丸い小さなイボとして出現します。時に、湿疹のように痒くなったり、炎症をともなって赤く腫れたようになることもあります。

 

みずいぼの原因

みずいぼは、伝染性軟属腫ウイルスが、皮膚に感染することで起こります。プールや人が多く集まる場所などでの接触や、タオルの共有などが感染経路として考えられます。
そのため、接触で移ったり、イボをひっかいたりと、多発したり、拡大、炎症を生じることがあります。潜伏期は2~7週間といわれています。

 

治療法

みずいぼの治療は、イボの数や範囲、場所などによって異なります。
自然治癒することがある一方で、ピンセットで摘除する痛みを伴う治療を行う場合があることから、治療方針はご年齢や生活環境、症状などを総合的に考えることがあります。

・自然経過・経過観察: 自然に治癒することもあるため、みずいぼが少数の場合などの軽症では、経過を待つことがあります。

・摘除: ピンセットでイボを1つずつ取る方法です。施術前に痛みを軽減するテープを貼付して、痛みを軽減する方法も図られます。

・その他、液体窒素でイボを凍らせる方法や、薬を塗ったり、飲み薬の服用も行われることがあります。

 

予防と生活指導

  • タオルや遊具などの共有は避けましょう。
  • プールでは衣類や水着で露出をさせないなど、感染や拡大の防止、予防をしましょう。
  • 乾燥や湿疹があると感染の原因となることがあります。スキンケアをして肌の調子を整えましょう。

 

最後に

みずいぼは、自然治癒することもありますが、放置しすぎると数が増えたり、広がってしまう可能性があるため、早めの治療も検討しましょう。

当院へご受診をお考えの際は、「みずいぼ」の予約枠を設けていますのでご検討いただけますと幸いです。

 

※当コラムの掲載記事に関するご注意点
当コラムに掲載されている情報については、掲載内容に不適切な表記がないか、確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。執筆時点の情報であり、掲載後の状況により、内容の変更が生じる場合があります。
前各項に関する事項により読者の皆様に生じた何らかの損失、損害等について、一切責任も負うものではありません。