ヘッダー画像

きくなコラム

COLUMN

8月下旬の感染症の動向について・・・|きくな小児科皮ふ科内科クリニック|菊名駅の小児科・皮ふ科・内科

8月下旬の感染症の動向について・・・

横浜市ではお盆を過ぎても35℃以上の猛暑日が続いています。エアコンを適切に使用して部屋の温度は25~26℃程度へ、湿度を下げるために冷房よりも除湿(ドライ)設定にしましょう。休日でも朝昼晩と食事は決まった時間にしっかりと食べることが熱中症の予防になります。部屋の中にいて喉が渇いたと感じていなくても、水分は小まめに摂取しましょう。

8月下旬の菊名周辺の感染症の動向をお伝えします。

水痘(水ぼうそう)が一部の小学校の学童保育で流行しています。水痘ワクチンを2回接種している小学生でも水痘(水ぼうそう)に罹患していますので注意が必要です。ワクチンを接種している場合には典型的な発疹にならないため虫刺されや湿疹と間違われる場合がありますので注意が必要です。

インフルエンザが少し増加しています。海外や沖縄等への旅行を通じて罹患したり、学童保育を通じて感染する方が増えてきています。

アデノウイルス感染症が一部の保育園で流行しています。発熱が持続して結膜炎や中耳炎も併発する事があります。解熱後48時間は保育園・幼稚園等には登園できません。

水痘(水ぼうそう)が一部の小学校・保育園で流行しています。水痘ワクチンを2回接種している小学生・保育園児も水痘(水ぼうそう)に罹患していますので注意が必要です。ワクチンを接種している場合、典型的な発疹にならず抗原検査をしないと判断できない症例も多いようです。

今年大流行した百日咳ですが、菊名周辺では落ち着いてきています発熱は認めず咳嗽・咳込みが徐々に強くなるのが特徴です。治療が遅くなると抗菌薬を投与しても症状が改善・消失するまでに期間を要するため早めの治療が必要な疾患です。百日咳感染後は2ヵ月ほどは咳嗽や喘鳴が再発しやすいのも特徴です。