8月上旬の感染症の動向について・・・
- 2025年8月7日
- 小児科
8月に入って35℃以上の猛暑日が続いています。エアコンを適切に使用して部屋の温度は25~26℃程度へ、湿度を下げるために冷房よりも除湿(ドライ)設定にしましょう。朝昼晩と食事は決まった時間にしっかりと食べると熱中症の予防になります。部屋の中にいても水分を小まめに摂取することで熱中症を予防しましょう。
8月上旬の菊名周辺の感染症の動向をお伝えします。
水痘(水ぼうそう)が一部の小学校の学童保育で流行しています。水痘ワクチンを2回接種している小学生でも水痘(水ぼうそう)に罹患していますので注意が必要です。ワクチンを接種している場合には典型的な発疹にならないことがあります。
手足口病・ヘルパンギーナが一部の保育園で小流行しています。手足口病では手掌(手のひら)・足底以外に膝・肘・お尻等にも発疹・水泡が出現することがあります。
アデノウイルス感染症が一部の保育園で流行しています。発熱が持続して結膜炎や中耳炎も併発する事があります。解熱後48時間は保育園・幼稚園等には登園できません。
水痘(水ぼうそう)が一部の小学校・保育園で流行しています。水痘ワクチンを2回接種している小学生・保育園児も水痘(水ぼうそう)に罹患していますので注意が必要です。ワクチンを接種している場合、典型的な発疹にならず抗原検査をしないと判断できない症例も多いようです。
今年大流行した百日咳ですが、菊名周辺では落ち着いてきています。発熱は認めず咳嗽・咳込みが徐々に強くなるのが特徴です。治療が遅くなると抗菌薬を投与しても症状が改善・消失するまでに期間を要するため早めの治療が必要な疾患です。百日咳感染後は2ヵ月ほどは咳嗽や喘鳴が再発しやすいのも特徴です。