11月下旬の感染症の動向について・・・【 小児科 】
- 2025年11月27日
- 小児科
現在横浜市ではインフルエンザが2024年12月のピークを越えた流行となりました。しかし11月23日の勤労感謝の日を含めて学校が3連休となったこともあり、インフルエンザAの流行は今後減少するものと考えられます。
しかしながら今後別のインフルエンザA(H1N1)やインフルエンザBが流行する可能性がありますので、インフルエンザの予防接種は早めに済ませましょう。
11月下旬の菊名周辺の感染症の動向をお伝えします。
インフルエンザが流行しています。インフルエンザは発症早期に抗インフルエンザ薬を使用する事で、症状が軽減すること・ウイルスの排出が減少すること、家族への感染が減少することがわかっています。発熱48時間以内に治療を開始しないと効果が期待できないため発熱翌日にはかかりつけ医を受診しましょう。
新型コロナ感染症の流行は落ち着いています。現在流行している新型コロナ感染症は発熱・咽頭痛などのインフルエンザ様症状を認める事が多いようです。
溶連菌感染症は減少傾向です。咽頭痛・発熱・発疹(汗疹のような痒みのある発疹)などを認めることがありますが、咳嗽を伴わないのが特徴的な疾患です。発熱を伴わずに発疹だけで発症することがあり、治療しないで放置すると腎炎を引き起こす事がありますので御注意ください。
上記の疾患は迅速診断検査キットがある感染症です。心配な方は早めにかかりつけ医を受診しましょう。

