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11月上旬の感染症の動向について・・・【 小児科 】|きくな小児科皮ふ科内科クリニック|菊名駅の小児科・皮ふ科・内科

11月上旬の感染症の動向について・・・【 小児科 】

最低気温が10℃以下となる日も出てきており、朝晩の寒さが身に染みる季節になってきました。今年は夏休み明けからインフルエンザが小流行していましたが10月下旬から流行期に入り増加傾向となっています。

11月上旬の菊名周辺の感染症の動向をお伝えします。

インフルエンザ流行していますインフルエンザは発症早期に抗インフルエンザ薬を使用する事で、症状が軽減すること・ウイルスの排出が減少すること、家族への感染が減少することがわかっています。発熱48時間以内に治療を開始しないと効果が期待できないため発熱翌日にはかかりつけ医を受診しましょう。

新型コロナ感染症が一部の小学校・中学校で流行しています現在流行している新型コロナ感染症は発熱・咽頭痛などのインフルエンザ様症状を認める事が多いようです。

アデノウイルス感染症が一部の保育園で流行しています。発熱が持続して結膜炎や中耳炎も併発する事があります。アデノウイルス自体には治療薬はなく対処療法を行います。解熱後48時間は保育園・幼稚園等には登園できません。

溶連菌感染症が一部の保育園・小学校で流行しています。咽頭痛・発熱・発疹(汗疹のような痒みのある発疹)などを認めることがありますが、咳嗽を伴わないのが特徴的な疾患です。発熱を伴わずに発疹だけで発症することがあり、治療しないで放置すると腎炎を引き起こす事がありますので御注意ください。

上記の疾患は迅速診断検査キットがある感染症です。心配な方は早めにかかりつけ医を受診しましょう。