通年性アレルギー性鼻炎とミティキュア・・・【 小児科 】
- 2023年2月5日
- 小児科
アレルギー性鼻炎には、季節性と通年性(一年中)とに分けられます。季節性の主な原因に花粉があり、通年性の主な原因にダニ・ハウスダスト(ペットの毛など)などがあります。
通年性アレルギー性鼻炎の症状として、一年を通じて鼻水(透明)・鼻づまり・くしゃみが出やすい、頭痛や頭重感がある(副鼻腔炎の合併)などの症状があります。1日のうち就寝時や朝に症状が出やすい(モーニングアタック)傾向があります。
アレルギー性鼻炎の症状が悪化すると集中力が低下し、日々の学習にも支障が出てきます。
抗アレルギー剤の内服・ステロイド点鼻薬等を使用していても、アレルギー性鼻炎の症状のコントロールが難しい方には、舌下免疫療法(ミティキュア)がお薦めです。
治療開始して約6か月後から効果が現れることが多く、3年間以上継続すると治療を中止した後も症状が改善しています。4年・5年と治療を継続するとさらに効果が持続すると考えられています。
1か月(30日)のうち、たった数日でも治療を怠ってしまうと有効性は低くなってしまいますので、症状が改善しても毎日・3年間以上・舌下免疫療法を継続する必要があります。
舌下投与後2時間は入浴や激しい運動は控えることになっていることにも注意が必要です。
アレルギー性鼻炎の舌下免疫療法を希望される場合には、{ミティキュア動画}を視聴した後に日頃からアレルギー性鼻炎の治療で受診されている「かかりつけの医療機関」に御相談ください。