菊名周辺でB型肝炎ワクチンを受けたいと思ったら【小児科】
- 2022年11月4日
- 小児科
B型肝炎とは?
B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)に感染した血液や体液等に接触したことによっておこる肝臓の疾患です。
B型肝炎ウイルスは全世界で約3億5000万人が感染していると言われていて、日本では130~150万人に(100人に一人)が感染いていると推定されています。現在でも年間約10000人の新規感染者が日本で報告されています。
子供へのHBVの感染は、感染した母親から生まれる時の感染(母子感染)が一般的ですが、保育園での集団感染、父・兄弟などの家族内感染も報告されています。
HBVに感染したら?
成人になってから感染した場合は1~6か月の潜伏期間を経て、全身倦怠感・黄疸・褐色尿などが出現します。肝炎の程度が軽く自然に治ってしまう場合もありますが、重症化し劇症肝炎となる場合もあります。
出生時から乳幼児期に感染した場合は、ウイルスを排除することが出来ず持続的に感染している状態(キャリア)になります。免疫が発達した思春期以降に急性肝炎を発症した後、80~90%の人は症状が落ち着きますが、残りの10~20%は肝炎の症状が持続した状態(慢性肝炎)となり、肝硬変・肝細胞癌になる人も出てきます。
B型肝炎ワクチンの効果
ワクチン接種による抗体獲得率は年齢が低いほど高く、40歳までの接種では95%と報告されています。
ワクチン接種後の感染防御効果は20年以上持続すると考えられています。
B型肝炎ワクチンの接種スケジュール
定期予防接種としては1回目は生後2か月になってすぐ、2回目は生後3か月、3回目は7か月健診に合わせて接種することになります。定期接種(無料での接種)期間は1歳未満なのでご注意ください。
母親がB型肝炎に感染している場合には、母子感染予防のための接種となり定期予防接種と接種方法が異なりますので、御注意ください。
菊名周辺でB型肝炎ワクチンを受けるなら
横浜市菊名駅やその周辺で「B型肝炎ワクチンを受けたい」と思ったらJR横浜線・東急東横線「菊名駅」徒歩1分の「きくな小児科皮ふ科クリニック」を受診してください。
まとめ
・B型肝炎とはB型肝炎ウイルスによって起こる肝臓の疾患です。
・母子感染の他、保育園での集団感染、父・兄弟などからの家庭内感染の可能性もあります。
・B型肝炎ワクチンの3回の接種で20年以上感染を防御することができます。