菊名周辺で日本脳炎ワクチンを受けたいと思ったら【小児科】
- 2022年11月4日
- 小児科
日本脳炎とは?
主にコガタアカイエカによって媒介され、日本脳炎ウイルスによっておこるウイルス感染症であり人間に重篤な急性脳症が起こります。日本脳炎は東アジア・東南アジア・南アジアにかけて広く分布しています。
世界では年間3~4万人の日本脳炎患者が報告されていますが、日本ではワクチン接種の効果で年10人未満(ほとんどが高齢者の発症)となっています。
感染経路
日本では夏から初秋にかけて豚の体内で日本脳炎ウイルスが増加します。豚の体内で増加した日本脳炎ウイルスを吸血した蚊(コガタアカイエカ)が人を刺したときに感染します。人が感染しても血液中に検出されるウイルスは一過性であり量も少ないため、人から人への感染はしないと考えられています。
日本脳炎ウイルスに感染したら?
潜伏期間は6~16日間とされていますが、発病するのは100~1000人に一人程度で、ほとんどの人は無症状です。発症した場合には数日間の高い発熱、頭痛、嘔吐、眩暈などが出現します。その後意識障害や麻痺、痙攣などが出現します。発症した場合の死亡率は20~40%であり、生存者の半数に神経学的後遺症を認めます。
特異的な治療法はなく、予防が最も大切な疾患となります。
日本脳炎ワクチンのスケジュール
標準的なスケジュールとしては3歳になったら1回目を接種、2~3週間間隔で2回目、1年後に3回目を接種します。その後9~12歳で4回目を接種します。
豚の日本脳炎ウイルスの保有率が高い地域(九州地方など)や東南アジアに移住予定の方は、3歳未満でも日本脳炎ワクチンの接種を考慮したほうが良いでしょう。
菊名周辺で日本脳炎ワクチンを受けるなら
横浜市菊名駅やその周辺で「日本脳炎ワクチンを受けたい」と思ったらJR横浜線・東急東横線「菊名駅」徒歩1分の「きくな小児科皮ふ科クリニック」を受診してください。
まとめ
・日本脳炎とは蚊が媒介した日本脳炎ウイルスによって起こるウイルス疾患です。
・日本脳炎ウイルスに感染してもほとんどの人は無症状です。
・発症した場合の死亡率は20~40%、生存しても約半数に神経学的後遺症が残ります。
・日本脳炎ワクチンの接種によって日本脳炎の発症をほぼ防ぐことができます。