菊名周辺で子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)を接種したいと思ったら【 小児科 】
- 2023年3月8日
- 小児科
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)とは
HPVワクチンとは、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防するワクチンです。令和5年2月現在は「2価ワクチンのサーバリックス」・「4価ワクチンのガーダシル」が定期ワクチンとして公費で接種が可能ですが、令和5年4月から「9価ワクチンのシルガード」が定期ワクチンとして公費で接種が可能となっています。
子宮頸がんとはどのような病気ですか?
子宮の頸部という場所に出来るがんです。日本では毎年約11000人の女性が子宮頸がんに罹患し、毎年約2900人の女性が子宮頸がんで亡くなっています。
他のがんと比べ若い年齢層の人でも発症する割合が高いことが特徴であり、20歳代から増え始め「30歳代までに子宮頸がんの治療で子宮を摘除することになった女性は1年間に約1000人」おられます。日本では「40歳代までの女性のがんによる死亡の第2位が子宮頸がん」によるものです。
シルガードとはどのようなワクチンですか?
HPVにはいくつかの種類(型)があり、シルガード(9価)は9種類のHPVの感染を予防するワクチンです。子宮頸がんの原因の80~90%を占める7種類のHPVの感染を予防することが出来ます。
HPVワクチンのスケジュール
小学校6年生~高校1年生の女性の方が公費接種の標準的対象者となっています。
シルガードの標準的な接種スケジュールは15歳以上の女子は3回接種(1回目から2か月、2回目から4か月の間隔をあけて合計3回接種)、小学校6年生から15歳未満の女子は2回接種(1回目接種から6か月あけて合計2回接種)となっています。
ガーダシルの標準的な接種スケジュールは、3回接種(1回目から2か月、2回目から4か月の間隔をあけて合計3回接種)となっています。
これまでにサーバリックス・ガーダシルを1回または2回接種している方は、残りの接種回数(2回目・3回目)をシルガードに変更する事が可能です。詳細は接種する医師に相談してください。
菊名周辺でHPVワクチンを接種するなら
横浜市菊名駅やその周辺で「HPVワクチンを接種したい」と思ったらJR横浜線・東急東横線「菊名駅」徒歩1分の「きくな小児科皮ふ科クリニック」を受診してください。
シルガード(9価)は令和5年4月以降から接種が可能となります。
ガーダシル(4価)を希望される場合には、「予約可能日は1週間後の日付け以降」となりますので御注意下さい。
まとめ
・HPVワクチンは子宮頸がんを引き起こすHPVの感染を予防するワクチンです。
・日本では子宮頸がんに年間約11000人の女性が罹患し、年間約2900人の女性が亡くなっています。
・シルガードは子宮頚がんの80~90%の原因となる7種類のHPVの感染を予防します。