肌の乾燥・湿疹・保湿について・・・【小児科】
- 2026年1月22日
- 小児科
冬場は気温が低下し皮脂の分泌が低下、湿度も低下するため、皮膚が乾燥しやすくなります。
それに伴い皮膚のかゆみ・肌荒れ・湿疹などが生じ、さらに皮膚の乾燥が進み悪循環に陥ることになります。
まずは湿疹・肌荒れを改善するために、湿疹の症状(重症度)や湿疹のある部位(顔・体幹・四肢)などを考慮して、症状・部位ごとに適切なランクのステロイドを適切な量・適切な回数でしっかりと使用して、肌の症状を安定化しコントロールしましょう。
一般的なステロイドのランクとして、顔(ミディアム~ストロング)、体幹・四肢(ストロング~ベリーストロング)を使用するのが一般的です。
湿疹・肌荒れの部位にステロイドを外用した上から、保湿剤を重ね塗りするのが効果的です。
保湿剤には、ワセリン(プロペト)、ヒルドイド(ヘパリン類似物質)などがあります。
ワセリン(プロペト)は保湿効果は期待できますが、伸びが悪くべたべたとして塗り心地が悪いのが難点です。
ヒルドイドはクリーム>ソフト軟膏>ローションの順に保湿効果が強いので、塗り心地や症状・季節にあわせて外用する種類を調節するのがお勧めです。掻き傷や湿疹が強い場合に直接ヒルドイドを皮膚に外用するとしみたり痒みが出たりする事があるため、最初にステロイドを外用してから重ね塗りする事をお勧めします。(ヒルドイドにはジェネリック製品が多く発売されていますが、ジェネリック製品では有効性が減弱することがあり注意が必要です)
その他、ここ数年で新しい薬剤としてモイゼルト(PDE4阻害剤)、コレクチム(JAK阻害剤)など、湿疹や痒みに有効な非ステロイド外用剤が発売されています。詳細は小児科受診時に御相談ください。

