溶連菌感染症が増加しています。。。
- 2025年5月17日
- 小児科
菊名周辺の小学校・保育園では溶連菌感染症が増加しています。
溶連菌感染症の症状としては
・発熱
・咽頭痛
・痒みを伴う発疹(直径1mm以下の小発疹の事が多いが紅斑・蕁麻疹様のことも)
・頸部リンパ節の腫脹・疼痛
・イチゴ舌(舌の表面がブツブツしている)
・腹痛・頭痛
・吐き気・嘔吐
上記のような症状を一つ以上認める事があります。
一般的には発熱や咽頭痛を認める場合が多い疾患ですが、主な症状が発疹だけの場合には溶連菌と診断されない場合も多く注意が必要な疾患です。
溶連菌感染症の合併症として
リウマチ熱(関節や心臓の障害・・・発症後数週間してから)
急性糸球体腎炎(尿量減少・血尿・タンパク尿・むくみ・・・発症後数週間してから)
溶連菌感染症は軽症の方も多く無治療の場合でも数日で症状が改善・消失する事が多い疾患ですが、その場合には合併症の頻度が高くなることがあるので御注意ください。
上記のような症状を認めた場合には溶連菌感染症の可能性を考慮して、早めにかかりつけの小児科を受診しましょう。。。