新型コロナの小児での症状について
- 2022年8月19日
- 小児科
小児の新型コロナ感染症は、95%以上の症例が軽症~無症状と言われています。
発熱は1日~2日のことが多く、長引かない事が特徴です。
咳嗽・鼻汁などの感冒症状を認めることが一般的ですが、嘔吐・下痢などの胃腸症状だけの症例も多い事が小児の特徴です。
このため、水分・食事の摂取が出来ていれば、入院となる可能性は低いようです。
国立感染症研究所の報告では、同居している家族が発症した場合に新型コロナが感染する確率は35~45%程度と考えられています。
濃厚接触者の方で症状が出現した場合には、適切な検査を適切な時期に行うことが重要です。
4年7月以降は、夏風邪の一種である「手足口病・ヘルパンギーナ」が流行しています。
「手足口病・ヘルパンギーナ」と同時に新型コロナウイルスを発症している症例が増えてきていますので、ご注意ください。