喘息の診断と治療について・・・その3
- 2022年6月15日
- 小児科
小児喘息はレントゲン検査や血液検査では診断ができないことも特徴です。
夜中から明け方にかけて症状が悪化しやすい反面、日中は症状が無くなってしまうことがあります。
雨が降る前日や当日は症状が悪化しやすく、晴れている日は症状が改善する人もいます。
このため症状の落ち着いた晴れた日の昼や夕方に小児科を受診しても、喘息の症状を認めないことがあり、正確な診断ができず治療が不十分になる事があります。
夜間に強い咳を認めたり咳込んでいた場合には、翌日の朝にかかりつけの小児科を受診されることをお勧めします。
喘息以外にも夜間に咳き込む疾患としてクループという病気もありますので、夜間にお子さんが咳き込んでいた場合には、その時の動画を撮影し小児科の診察時に持参されると、診断の一助となり適切な治療が受けやすくなります。 その4へ