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喘息の診断と治療について・・・その2|きくな小児科皮ふ科内科クリニック|菊名駅の小児科・皮ふ科・内科

喘息の診断と治療について・・・その2

喘息は小児喘息という言葉があるように、乳幼児期に喘息症状があっても幼児期⇒学童期⇒思春期になるにつれて症状が治まる(寛解する)ことが多い疾患です。

男性では7~8割、女性では6割程度が思春期までに寛解する一方、小児喘息の30%が成人の喘息に移行すると考えられています。

一旦症状が治まった(寛解した)小児喘息患者の30%が、成人になって再発すると考えられており再発しやすい疾患の一つでもあります。

問題なのが、乳幼児期~学童期にかけて喘息の症状が重症だった人だけが思春期になっても治らない・成人になって再発しやすいという訳ではないという事です。

乳幼児期の喘息が軽症であっても喘息の発作を繰り返していた人は、思春期になっても治りづらく、たとえ寛解しても成人になって喘息が再発しやすいと考えられています。

成人になってから喘息の症状でお子さんが困らないようにするためには、乳幼児期から適切な診断と適切な喘息の治療を受けて、できるだけ喘息の発作が出ないように予防することが重要になります。 その3へ