ゾフルーザ について
- 2023年7月18日
- 小児科
ゾフルーザ
一般名 | バロキサビル マルボキシル |
作用機序 |
A型・B型インフルエンザウイルスのキャップ依存性エンドヌクレアーゼを選択的に阻害する。 ウイルスmRNAの合成を阻害し、ウイルスの増殖を抑制する |
剤型 | 錠剤 ( 20㎏以上の場合は顆粒も可能 ) |
用法 | 1回 単回経口投与 |
耐性株の出現 | A型(H3N2型)罹患時、6歳以下の乳幼児では耐性株の出現し症状が遷延化する可能性あり。 |
効果 | 発熱期間:1~2日間の短縮 ウイルス排出期間の短縮 |
有効性の比較 | リレンザ > タミフル = ゾフルーザ ≧ イナビル |
メリット | 単回経口投与であり、飲み忘れによる効果減少がない |
注意点 | 乳幼児では耐性株の出現・症状の遷延化を注意する必要あり |
単回経口投与のため、内服直後の嘔吐で効果が期待できない可能性あり | |
治療薬の投与の有無に関わらず、インフルエンザ感染に伴う異常行動が出現する可能性があるため、48時間は一人にしないように注意すること |