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スギ花粉症と治療と対処療法について・・・その9|きくな小児科皮ふ科内科クリニック|菊名駅の小児科・皮ふ科・内科

スギ花粉症と治療と対処療法について・・・その9

スギ花粉症の治療には、対処方法として抗アレルギー剤の内服・点眼、ステロイドの点鼻、眼鏡やマスク、自宅での注意点などを書きましたが、根本的な治療としては舌下免疫療法(シダキュア)になります。

治療を開始するためには特異抗体(RAST)が陽性であることが必要ですが、乳幼児ではスギ花粉飛散気に花粉症の症状を認めていても、血液検査ではRAST(スギ)が陽性とならない乳幼児は沢山います。

花粉飛散時期にだけ眼や鼻などの局所でしかアレルギー反応が起こらないため、花粉症の症状が出現してから血液検査で陽性となるまでには数年以上かかる小児も沢山います。

逆にアトピー性皮膚炎などの皮膚症状がある乳幼児では皮膚でスギ花粉の感作が起こり、鼻や眼などの花粉症症状が無くても、血液検査でRAST(スギ)が陽性となる事もあります。

スギ花粉飛散後の5月下旬~6月頃にスギ特異抗体が一旦陽性になっても、10月頃には陰性となる小児も多いようです。

スギ花粉症の舌下免疫療法を希望する小学生以上の方は、5月下旬~6月頃に採血をすると良いでしょう

スギ花粉症の舌下免疫療法を希望される場合には、{シダキュア動画}を視聴した後に日頃からスギ花粉症の治療で受診されている「かかりつけの医療機関」に御相談ください。

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