インフルエンザワクチンを含めた予防接種時の注意点 その3
- 2022年10月3日
- 小児科
予防接種時の注意点 その3ですが・・・
ワクチンは管理が難しい薬剤の一つです。。。
インフルエンザワクチンは、10℃以下で凍結を避けて遮光して管理することになっています。
ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンは凍結を避けて2~8℃、MRワクチンや水痘ワクチンでは、5℃以下とワクチンによって異なります。
一般の冷蔵庫では、開閉時に10度以上になる事が多い反面、庫内の一部では0度以下となり凍結することもあります。
当院では専用の薬品保冷庫を使用し、温度管理を徹底しワクチンの品質保持に心掛けています。
またワクチンを準備する際には適切に溶解・混和を行い、適切な部位に適切に接種をおこなう事を心掛けています。これにより予防接種の有効性を高めるとともに局所の副反応を軽減することにも繋がると考えています。
予防接種は、適切に準備された適切なワクチンを適切な状態で接種して頂くと良いかと思います。