アデノウイルス感染症とは・・・【 小児科 】
- 2023年2月11日
- 小児科
アデノウイルスは51種類の血清型及び52型以降の遺伝型、A~Gの7種類に分類され、67種類以上の型が報告されています。
臨床症状
咽頭炎・扁桃炎・肺炎などの呼吸器疾患・・・主に3型・7型
咽頭結膜熱・流行性角結膜炎などの眼疾患・・・主に3型・8型・19型・37型・53型・54型・56型など
胃腸炎などの消化器疾患・・・主に31型・40型・41型
出血性膀胱炎などの泌尿器疾患・・・主に11型
その他に肝炎・膵炎などの多彩な臨床症状・疾患を引き起こします。
エンベロープを有しないウイルスのため、手指消毒用のアルコールでの消毒では効果が弱いことがわかっています。
治療方法
特異的な治療方法がなく、対処療法が中心となります。
学校保健法における取り扱い
「主要症状が消退した後2日を経過するまでは出席停止」と決められています。