イナビル について
- 2023年7月18日
- 小児科
イナビル
一般名 |
ラニナミビルオクタン酸エステル水和物
|
作用機序 |
A型・B型インフルエンザウイルスのノイラミニダーゼを選択的に阻害 感染した細胞からのウイルス遊離を抑制し、ウイルスの増殖を抑制する
|
剤型 |
吸入薬
|
用法 |
1回1~2吸入 1日1回 計1~2回吸入
|
耐性株の出現 |
耐性株の発現なし
|
効果 |
発熱期間:1~2日間の短縮 ウイルス排出期間の短縮
|
有効性の比較 |
リレンザ ≧ タミフル = ゾフルーザ ≧ イナビル
|
メリット |
吸入薬のため吐き気や嘔吐などの胃腸症状が強い場合も使用可能 |
単回吸入のため服薬コンプライアンスが高い
|
|
注意点 |
アメリカ・EUでは有効性が確認されず使用されていない薬剤
|
専用吸入器を使用するため、乳幼児では吸入が難しく効果が不確定
|
|
吸入薬のため気管支攣縮・呼吸機能低下に伴う気管支喘息症状の悪化の可能性
|
|
治療薬の投与の有無に関わらず、インフルエンザ感染に伴う異常行動が出現する可能性があるため、48時間は一人にしないように注意すること |