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きくなコラム

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手背への外用方法・・・【小児科】|きくな小児科皮ふ科内科クリニック|菊名駅の小児科・皮膚科クリニック

手背への外用方法・・・【小児科】

最後に 爪・手指間の外用剤はしっかりとふき取りましょう

手のあかぎれや乾燥を治そうと保護者の方がせっかく一生懸命外用しても、お子さんは手がべとべとしてしまう事を嫌って外用するのを嫌がってしまいがちです。

でも回数が少なくなったり外用する量が少ないと、せっかくの外用剤の効果が・・・

実は外用剤の効果は軟膏タイプで1回2時間弱であり、クリームやローションではそれ以下の持続効果しかありません。

症状が強くなっている場合に保湿剤の1日1回塗布では効果が期待できませんので、症状にあった薬をしっかりと1日2回以上(出来れば3~4回)外用しましょう。

あかぎれ・湿疹にはステロイドの外用剤が効果的ですが、手の湿疹は炎症が強い場合が多く、日頃顔や体に処方さえているランクの薬では効果が十分期待できない事が多いため、その都度症状・部位にあった薬剤を処方してもらいましょう。

痒みが強い場合には、抗アレルギー剤の内服やモイゼルトやコレクチム軟膏などの抗炎症・抗掻痒効果のある外用剤も併用するとさらに効果的です。

年長児以降のお子さんでは外用剤のベトつくような感触を嫌がることがあるため、手(手背)への外用を嫌がるお子さんの場合には、以下のような塗り方をお勧めします。

1:外用のタイミングは朝(朝食後の手洗い後)、夜(入浴後)【できれば昼間にもう1回】

2:適切なランクのステロイド外用剤を適量(片方の手背で0.1g~0.2g程度)

3:手背優しく広げるように塗っていく(指関節の皺の部分をしっかりと重点的に塗るのがコツ) 

4:1~2分程度、そのまま様子をみる。(この状態ではまだテカテカ・ベトベトしています)

5:ティッシュペーパーを1枚~2枚とり片手に乗せてもう一方の手の平で数回ポンポンと押さえます。新しいティッシュペーパーを使用して反対側も同じ操作をします。

 この操作で不必要な外用剤はティッシュペーパーに付着させることが出来て取り除くことができます(この際に擦ったり拭き取ったりしないようにしましょう)

6:最後に新しいティッシュペーパーを使って、指の爪と指の間についた外用剤をしっかりと拭き取ります

  (爪の表面や手指の側面に外用剤がついたままにするとテカテカ・ベトベトしてお子さんが嫌がる原因となります)

1回の拭き取り操作ではべとつき・テカテカが気になるお子さんの場合には、再度5分~10分後にティッシュペーパーで押さえる行為を行うと良いでしょう。。。

1回の外用で3~5分程度と時間がかかり面倒と思われるかもしれませんが、まずは3日間ほどお試しいただくと効果が期待できると思います。