菊名周辺で5種混合(DPT‐IPV+Hib)ワクチンを受けたいと思ったら?【小児科】|きくな小児科皮ふ科内科クリニック|菊名駅の小児科・皮ふ科・内科

〒222-0021神奈川県横浜市港北区篠原北2-4-5 ウエストーレ丸菱ビル1階店舗A
045-717-6850
ヘッダー画像

きくなコラム

COLUMN

菊名周辺で5種混合(DPT‐IPV+Hib)ワクチンを受けたいと思ったら?【小児科】|きくな小児科皮ふ科内科クリニック|菊名駅の小児科・皮ふ科・内科

菊名周辺で5種混合(DPT‐IPV+Hib)ワクチンを受けたいと思ったら?【小児科】

5種混合ワクチンとは?

5種混合ワクチンとは、4種混合ワクチンのジフテリア(Diphtheria)、百日咳(Pertussis)、破傷風(Tetanus)およびポリオ(polio)の4疾患にヒブ(Hib:Haemophilus influenza type b)ワクチンが追加されたワクチンです。

ジフテリアとは?

ジフテリアはジフテリア菌(主にCorynebacterium diphtheriae)という細菌が作る毒素によって引き起こされる感染症です。1945年頃は日本で8万人の報告がありましたが、ワクチンの定期接種化により1999年以降日本で人での届け出はありません。

百日咳とは?

百日咳菌(Bordetella pertussis)の感染を原因とするウイルス性の呼吸器感染症です。乳児期早期から感染する可能性があり、痙攣性の咳発作を特徴とします。ワクチンを接種していない6か月未満の乳児では重症化しやすく、肺炎は10%以上、死亡は0.6%と報告されています。

破傷風とは?

破傷風は、土の中に普通に存在する破傷風菌(Clostridium tetani)という細菌が作る毒素によって引き起こされる感染症(神経疾患)です。1950年頃は毎年1000人以上が発症していました。定期予防接種化の効果で、現在の発症は年間100人程度、死亡は5~9名と減少し、発症した人も予防接種をしていない人がほとんどです。

ポリオとは?

エンテロウイルス属(腸内ウイルス属)に分類されるポリオウイルスの感染を原因とする疾患ですが、感染者の90~95%は無症状です。感染者の約5%が感冒症状、1%が無菌性髄膜炎を起こし、0.1~2%に弛緩性麻痺(主に下肢)が出現します。麻痺が出現した場合の死亡率は、小児で2~5%、成人では15~30%と報告されています。

ヒブ(Hib)とは

ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Hib)という細菌は、集団生活が始まる年齢には、ほとんどのお子さんが鼻腔に保菌している細菌の一つです。何らかの原因で気道に感染し、肺炎や中耳炎、極まれに敗血症・髄膜炎などの重度の合併症を引き起こす事があります。

髄膜炎になった場合には3~6%の子供が死亡し、生存した子供の20%に難聴・精神発達遅滞などの後遺症を残すと言われています。

5種混合ワクチンの効果

5種混合ワクチンの適切な接種によって、ジフテリアでは95%程度、百日咳では80~85%程度、破傷風ではほぼ100%、ポリオでは99%、重篤なHib感染症にかかるリスクを95%以上減少させることが出来ると報告されています。

5種混合ワクチンのスケジュール

1回目は生後2カ月から接種が可能となり、肺炎球菌ワクチン・B型肝炎ワクチン・ロタウイルスワクチンとの同時接種も可能です。3~4週間以上の間隔をあけて3回接種し、3回目から6か月以上(標準は1年以上)の間隔をあけて4回目の追加接種を行います。 

菊名周辺で5種混合(DPT-IPV+Hib)ワクチンを受けるなら

横浜市菊名駅やその周辺で「5種混合(DPT-IPV+Hib)ワクチンを受けたい」と思ったらJR横浜線・東急東横線「菊名駅」徒歩1分の「きくな小児科皮ふ科クリニック」を受診してください。

まとめ

・5種混合(DPT-IPV+Hib)ワクチンは、ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオおよびHib感染症を予防するワクチンです。

・5種混合(DPT-IPV+Hib)ワクチンの接種で、ジフテリアを95%、百日咳を80~85%、破傷風をほぼ100%、ポリオを99%・重篤なHib感染症にかかるリスクを95%以上予防することができます。