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舌下免疫療法とは・・・【 小児科 】|きくな小児科皮ふ科内科クリニック|菊名駅の小児科・皮ふ科・内科

舌下免疫療法とは・・・【 小児科 】

アレルギー症状を起こしてしまう食品(抗原)であっても適切な方法で少量ずつ継続して食べ続けるていると、その食品(抗原)に対してアレルギー症状を起こさなくなります。これを「経口免疫寛容」と呼びます。

このような現象を利用した治療法のひとつに、アレルゲン免疫療法があります。アレルゲン免疫療法は100年以上前から行われている治療方法です。以前は医療機関において皮下に注射をする「皮下免疫療法」が行われていましたが、現在では自宅において治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が行われ痛みもなく簡単に行えるようになりました。

舌下免疫療法を開始した場合、数か月後から(スギ花粉症では約3か月後から・アレルギー性鼻炎では約6か月後から)アレルギー症状が改善してくると考えられています。

舌下免疫療法を3年以上継続した場合には、治療中止後も長期にわたり症状が抑制されると考えられています。

治療には本人の同意や治療を継続する意思が必要不可欠なため、当院小児科にアレルギー疾患で通院されている方にいついては、小学1年生以上の方に舌下免疫療法をお勧めしています

アレルギー性鼻炎・花粉症の治療を行っていても症状のコントロールが難しい方は、かかりつけの小児科や耳鼻科の医療機関に御相談されることをお薦めします。