接触性皮膚炎とは・・・【 小児科 】
- 2023年2月15日
- 小児科
接触性皮膚炎とは、刺激物や原因となる物質に触れた場所に痒みやヒリヒリとした痛みを伴う症状が出現する皮膚の炎症のことです。症状が進むと湿疹・水ぶくれ・蕁麻疹が出現したり、皮が剥けたり肌がガサガサになる場合もあります。
上記のように記載すると、とても珍しい疾患のように思われるかもしれませんが、小児では日常的に起こっている疾患であり、離乳食を食べさせた時の口周囲の炎症(紅斑や蕁麻疹)・よだれかぶれ・おむつかぶれなども接触性皮膚炎の一つです。
通常の皮膚は沢山のきめ細やかな層が重なりバリアの機能を有していて、外からの異物・刺激が通過しないようになっています。
皮膚の障害が起こった湿疹や炎症を伴った皮膚では外的刺激が侵入しやすくなることから、通常の皮膚よりも接触性皮膚炎が発症しやすくなります。
小児で接触性皮膚炎を起こしやすい薬剤としては、おむつかぶれ等に使用されやすいアンダーム軟膏・アズノールなどがありますので御注意ください。
接触性皮膚炎を起こしやすい金属・外用剤・化粧品・日用品などについては、皮膚科でも御相談ください。
もう少し詳しく知りたい方は、小児科の診療案内のアレルギーを参照ください。。。