整腸剤とは・・・【 小児科 】
- 2023年2月19日
- 小児科
整腸剤とは
整腸剤とは一般的に腸内細菌(ビフィズス菌・乳酸菌や酪酸菌など)を配合した薬剤です。投与された腸内細菌が腸内環境を正常化する作用により、下痢や便秘などの腹部症状を改善させる目的で使用される医療用医薬品になります。
整腸剤の特徴
整腸剤は腸内の善玉菌を増やすことによって腸内フローラ(腸内環境)を整えます。腸内環境が整えられることによって下痢、軟便、便秘、腹部膨満などの消化器関連の症状が改善します。善玉菌としてはビフィズス菌・乳酸菌・酪酸菌などがあり、それぞれの整腸剤があります。
・ビフィズス菌製剤 ・・・ ビオフェルミン(Bifidobacterium bifidum)
ラックビー (Bifidobacterium longum/infantis)
・乳酸菌製剤 ・・・ ラクトミン(Steptcocus faecalis)
・酪酸菌 ・・・ ミヤBM(Clostridium butyricum)
・酪酸菌配合剤 ・・・ ビオスリー(Steptcocus faecalis Clostridum butyricum
Bacillus mesentericus)
整腸剤は病院・クリニックで処方されることもありますが、市販薬としても販売されている医薬品です。
整腸剤の製品や剤型の違いによって賦形剤(薬剤に添加されている極少量の成分)が異なり、それに伴うアレルギー症状が出る人もいます。特に牛乳アレルギーがある人では使用を控えたほうが良い整腸剤も存在します。
患者様一人一人で対応が異なりますので、詳しくはかかりつけの小児科医師に御確認してください。
整腸剤は単剤だけでなく、他のお薬と一緒になって処方されるケースがあります。その時の飲み合わせの判断は医師または薬剤師に相談をしてください。
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まとめ
・整腸剤は腸内環境を正常化して、下痢や便秘などの腹部症状を改善します
・整腸剤は腸内の善玉菌(ビフィズス菌・乳酸菌・酪酸菌など)を増やすことによって腸内フローラ(腸内環境)を整えるお薬です