ＭＲワクチンとは？

ＭＲワクチンとは、麻疹（Measles）と風疹（Rubella）を予防するワクチンです。麻疹・風疹は感染力が強く、麻疹は空気感染もするため、手洗いやマスクでは予防できません。

 

麻疹ウイルスに感染したら？

麻疹ウイルスに感染すると約１０日後に発熱や咳・鼻汁といった風邪のような症状から出現します
２～３日発熱が続いた後に発疹が出現します。肺炎・中耳炎を合併しやすく、１０００人に１人の割合で脳炎が発症すると言われています。
一旦症状が改善しても、麻疹ウイルス感染してから５～１０年後に亜急性硬化性全脳炎（SSPE）と呼ばれる中枢神経疾患を発症することがあります。

 

風疹ウイルスに感染したら？

風疹ウイルスに感染すると約２～３週間後に発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が出現します。成人で発症した場合には高熱や発疹・関節痛などを認め小児よりも重症化することがあります。脳炎や血小板減少性紫斑病なども合併します。
妊娠２０週頃までの妊婦が風疹に感染すると、先天性風疹症候群（眼・耳・心臓の障害）の危険性もあります。

 

ＭＲワクチンの効果

ＭＲワクチンを接種することによって９５％程度の人が麻疹・風疹に対する免疫を獲得することが出来ると言われています。
２回目の接種を受けることで１回目の接種では免疫が不十分であった方の多くに免疫をつける事が可能です。

 

ＭＲワクチンのスケジュール

１歳になったら、１歳健診の時に麻疹・風疹（MR）ワクチンと併せて１回目の接種を行います。年長児の１年間に２回目の接種を行います。

 

菊名周辺で水痘ワクチンを受けるなら

横浜市菊名駅やその周辺で「ＭＲワクチンを受けたい」と思ったらJR横浜線・東急東横線「菊名駅」徒歩1分の「きくな小児科皮ふ科クリニック」を受診してください。

 

まとめ

・成人の風疹は、小児と比べて重症化し合併症の頻度が高くなるため注意が必要です。
・麻疹・風疹罹患後に脳炎を発症することがあります。
・妊娠初期の妊婦が風疹に感染すると先天性風疹症候群になる可能性があります。
・ＭＲワクチンの接種で、９５％予防することができます。