菊名周辺でインフルエンザかも思ったら/風邪やコロナとの違いは?【小児科・対応・予防法】
- 2022年11月11日
- 小児科
インフルエンザとは
インフルエンザはインフルエンザウイルスによって起こる急性ウイルス性疾患で主に呼吸器の症状が出現する疾患です。
例年では12月後半感染者が増加し、1月から2月にかけて流行がピークに達します。
新型コロナの流行に伴い、マスクの着用・手洗い・うがい・外出制限などの影響により、ここ2年間はインフルエンザは、流行していませんでした。
しかし南半球では2022年5月から8月にかけてインフルエンザ感染者数が例年よりも増加したことから、北半球でも2022-2023シーズンは、インフルエンザ感染者が増加すると予想されています。
インフルエンザは、発熱・咳嗽・鼻汁・頭痛・悪寒・関節痛などの症状のほかに、まれに肺炎や脳症など重症化する可能性もあるため、症状を認めたら早めに医療機関を受診しましょう。
インフルエンザと風邪・新型コロナとの違いは?
インフルエンザ
主な症状 発熱・鼻水・咳・悪寒・関節痛・喉の痛み
潜伏期間 1~2日
感染経路 飛沫感染、接触感染
予防方法 手洗い・マスク・換気・ワクチン
悪寒や関節痛は、インフルエンザ感染時の特徴的な症状の1つです。
風邪
主な症状 発熱・鼻水・咳・喉の痛み
潜伏期間 主に1~3日 ウイルスにより異なる
感染経路 飛沫感染、接触感染
予防方法 手洗い・マスク・換気
新型コロナ
主な症状 発熱・鼻水・咳・倦怠感・喉の痛み・下痢・嘔吐
潜伏期間 2~3日(7日)
感染経路 飛沫感染、接触感染
予防方法 手洗い・マスク・換気・ワクチン
インフルエンザにかからないための予防法
①流行前のインフルエンザワクチン接種
感染後に発症する可能性を低減させる効果と発症した際の重症化防止に有効と報告されています。
②手洗いうがい
手洗いうがいは飛沫感染、接触感染の予防策として有効な方法です。こまめに実施するようにしましょう。
③適度な湿度の保持
空気の乾燥でインフルエンザにかかりやすくなります。加湿器などを使用して適切な湿度を保つことが効果的です。
④休養とバランスのよい栄養摂取
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養接種を心がけましょう。
⑤人混みを避ける
コロナもそうですが、インフルエンザが流行をする時には人混みがある繁華街などへの外出を避けましょう。
⑥こまめな換気
季節を問わずに十分な換気はインフルエンザに効果的です。
インフルエンザかもと思ったら
横浜市菊名駅やその周辺で「もしかしたらインフルエンザかもしれない」「熱が高い、関節が痛む、悪寒がする」などを認め場合には、JR横浜線・東急東横線「菊名駅」徒歩1分の「きくな小児科皮ふ科クリニック」を受診してください。小児科専門医による診療を土曜日の午前も受け付けています。
インフルエンザと風邪・新型コロナとの違い
・インフルエンザはインフルエンザウイルスによって起こる急性のウイルス性疾患です
・主な症状は発熱、咳嗽・鼻汁・喉の痛みの他に、関節痛・悪寒などを認めます。
・インフルエンザの予防には、流行が始まる前にワクチンの接種を完了させることが重要です。その他の予防方法として、飛沫感染や接触感染を意識して手洗いやうがい、換気などを行うことも大切です。