菊名周辺で喉の痛みあり。溶連菌に感染したら?/コロナとの違いは?【小児科・症状・対応】
- 2022年11月9日
- 小児科
溶連菌とは
溶連菌は正式には溶血性連鎖球菌の略で細菌の名前です。
こどもから大人まで誰にでも感染をする可能性がある細菌です。
咽頭炎・膿痂疹・蜂窩織炎・中耳炎などの日常的に起こる感染症の原因の一つですが、化膿性関節炎・髄膜炎・骨髄炎などの重症感染症やリウマチ熱や急性糸球体腎炎などの疾患の原因ともなっています。
溶連菌による咽頭炎の場合は、舌が苺のように赤く、ぼつぼつになることが特徴です。喉に違和感を覚えて、喉が痛くなったり、熱が出るなどの症状も現れます。
溶連菌に感染する原因
溶連菌は唾液などの分泌物を介して感染します。このため家庭内や保育園、学校などで流行する事があります。
10~30%程度の小学生が溶連菌が分離されたとの報告もありますが、溶連菌の保菌者(発熱や咽頭痛などの症状を認めない人)から他の人に感染することは、まれであると考えられています。
溶連菌による咽頭炎の症状
・喉の痛み
・のどちんこが赤くなり腫れる
・苺のような舌
・発熱
・首のリンパが腫れる
・嘔吐
溶連菌と新型コロナの違い
溶連菌
主な症状 発熱・喉の痛み・首のリンパ節が腫れる・苺のような舌
潜伏期間 2日~5日
感染経路 飛沫感染、接触感染
予防方法 手洗い・マスク・換気
治療 抗生剤の内服(5日~10日間)
新型コロナ
主な症状 発熱・鼻汁・咳・倦怠感・喉の痛み・下痢・嘔吐
潜伏期間 2日~3日(7日)
感染経路 飛沫感染、接触感染、エアロゾル感染
予防方法 手洗い・マスク・換気・ワクチン
菊名周辺で溶連菌かもと思ったら?
横浜市菊名駅やその周辺で「喉が痛い」「のどちんこが痛い」「熱が高い」などを感じたらJR横浜線・東急東横線「菊名駅」徒歩1分の「きくな小児科皮ふ科クリニック」を受診してください。小児科専門医による診療を土曜日の午前も受け付けています。
まとめ
・溶連菌は、こどもから大人まで誰にでも感染をする細菌の一種です。
・唾液などの分泌物を介して感染します。
・溶連菌感染症による咽頭炎の症状は発熱と喉の痛みが主になります。