食物アレルギーと離乳食・・・その1
- 2022年6月6日
- 小児科
離乳食を開始する時期までに、お子さんのために出来ることとして・・・
皮膚からの経皮感作を少しでも少なくする為に、出来るだけ早い時期からお子さんの全身の湿疹をコントロールすることが重要です。
全身の状態を落ち着かせるのが難しい時は、まず顔や首の皮膚の状態を落ち着かせましょう。
離乳食を開始したばかりの時は上手に食べられず、口の周りや頬・首に離乳食が付着しやすくなります。
口の周りや頬に湿疹・よだれかぶれがあると、離乳食を摂取する際に頬や口のまわりから多量に食品が皮膚から侵入することで経皮感作が進行してしまい、食物アレルギーが発症しやすくなると考えられます。
離乳食を食べる時に、前もって頬や口周りにワセリンやプロペトなどを外用して皮膚への食品の侵入を防ぐと良いかもしれません。その2へ