9月下旬の感染症の動向について・・・【 小児科 】
- 2023年10月1日
- 小児科
9月18日~9月24日の感染者数の報告では、インフルエンザは微増・新型コロナ感染症は2/3程度に減少していると報告されています。
9月18日(敬老の日)・9月23日(秋分の日)と祝日が2日間あり、通常診療日が減少したことによる影響を考慮すると、実際にはインフルエンザは増加・新型コロナ感染症はやや減少程度と考えられます。
10月からインフルエンザウイルスとオミクロン株(XBB1.5)対応新型コロナウイルスの予防接種が開始となりました。両感染症を予防するためにも、早めのワクチン接種がおススメです。
9月下旬の菊名周辺の感染症の動向をお伝えします。
インフルエンザや新型コロナ感染症が、菊名周辺の小学校や中学校で流行しており学級閉鎖となっている学校が数か所あります。
インフルエンザは発症早期に抗インフルエンザ薬を使用する事で、症状を軽減・ウイルスの排出を減少させることにより、家族への感染も減少することがわかっています。発熱時は早めの受診をお勧めします。
ヘルパンギーナは落ち着いてますが、手足口病の患者が散発しています。
アデノウイルス感染症・溶連菌感染症の方が小流行しています。溶連菌感染症は適切に治療しないと感染後2~3週間頃に急性糸球体腎炎を合併する事がありますので注意が必要です。