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熱中症に御注意を・・・その4|きくな小児科皮ふ科内科クリニック|菊名駅の小児科・皮ふ科・内科

熱中症に御注意を・・・その4

熱中症にならないようにするには、どうしたら良いでしょうか?

 

まずは適切にエアコンを使用して室内が高温・多湿にならないように注意しましょう。

「エアコンの温度設定は28℃」と宣伝されていますが、乳幼児は成人よりも熱中症のリスクが高いため、室内の温度設定は低めの26℃程度が良いと思われます。

 

冷房で室温が下がっても湿度が高いままでは、汗を上手に書くことが出来ません。汗は蒸発する時の気化熱によって体内から余分な熱を放出することができるからです。このために、エアコンは除湿運転(ドライ)を使用して湿度を下げることも重要となります。

 

体の表面が汗で体が濡れている状態では、効率よく体温を低下させることができません。服装は吸湿性・速乾性に富んだ素材のものを選びましょう。汗をかいたらこまめに服を着替えたりシャワーを浴びたりすると汗疹の予防にもなります。

 

脱水症を防ぐためには水分の他に塩分の補給も重要です。飲み物の中に適度な塩分と適度な糖分が含まれていると腸菅からの水分吸収が良くなります。脱水を予防するための水分補給としては、一般的なスポーツ飲料でも塩分濃度が低いため、薄めて飲んでしまうと水分補給の効果が弱まります。

 

そのほか睡眠不足や体調不良でも熱中症のリスクが上がります。寝坊して朝食を食べ忘れると、前日の夕食後の水分補給が減少し、熱中症のリスクが上がるため注意が必要です。